オンライン結婚相談所を徹底調査!
マッチングアプリと何が違う?

マッチングアプリが普及する中、オンライン結婚相談所もプチ流行し始めています。
代表的な存在なのがペアーズエンゲージで、マッチングアプリ最大手のPairsから派生しました。
このほか、スマリッジ・ナコード・スマ婚縁結びが人気の高いオンライン結婚相談所です。
しかし、オンライン完結で出会いを提供する点はマッチングアプリと同じで、何が違うのか分からないという方も多いかと思います。

実際、婚活特化型やコンシェルジュ付きのマッチングアプリが増えているほか、大手結婚相談所もオンラインでの会員検索や紹介機能を用意しており、その境界線は曖昧な部分も多いです。
オンライン結婚相談所とマッチングアプリの決定的な差異は、費用相場と出会える人数の制限、対面サポートの有無にあります。
下記の比較表でオンライン結婚相談所・婚活特化型マッチングアプリ・結婚相談所それぞれのサービスの特徴をまとめました。

オンライン結婚相談所 婚活特化型マッチングアプリ 結婚相談所
入会金 5,000~3万円 なし 10万円~
月額料金 1万円前後 3,000~5,000円 1~2万円
女性料金 男女共通 無料が多い 男女共通か男性の半額程度
オプション(追加課金要素) 原則なし あり(月額料金と同等のプレミアム会員など) あり(サービスに応じて数万円以上)
紹介される人数 原則制限あり なし 原則制限あり
有人サポート あり 基本的になし あり
担当者と面談 なし なし 有り
成婚料 原則なし なし 一部で有り
提出書類 身分証/独身証明/収入証明/資格証明 主に身分証のみ 身分証/独身証明/収入証明/資格証明
会員数 マッチングアプリより少ない 多い 運営会社の規模による
他社会員との出会い あり なし 各社で対応が異なる

ご覧の通り、最大の違いは入会金・紹介制度・提携会員(他社会員との出会い)の有無であることがわかるかと思います。
そして、結婚相談所の担当者と面談ができる場合は普通の結婚相談所、サポートは電話やメール、チャットのみになる場合はオンライン結婚相談所に分類されます。

マッチングアプリとの違い

真剣交際と書かれたハートを渡す手

繰り返しになりますが、マッチングアプリとオンライン結婚相談所の最大の違いは費用と会員の本気度です。
オンライン結婚相談所は原則として入会金が必要で、女性も有料のコンテンツになっています。
料金が高い分だけ有人サポートや会員の管理、アフターサポートが充実していますが、出会いの数と料金で見たコストパフォーマンスはマッチングアプリが圧倒しています。
料金に対するサポート内容で比較するのではなく、出会い1つ1つの質で利用するサービスを選ぶとよいでしょう。

また、オンライン結婚相談所は総じて会員の本気度が高いです。
オンライン結婚相談所の多くは紹介される異性会員の人数に制限があり、少ない所だと月に10人程度としか異性会員とコンタクトを取れません。
しかし、登録したまま放置している会員や冷やかし、軽い気持ちの出会い探しをしている人が少ないため、結婚・真剣恋愛へ発展する確率が高いです。

マッチングアプリは大勢へを送るなどのアプローチを繰り返し、同時進行で複数名とやり取りをするのが当たり前です。
常に多くの異性会員を比較しているため、ルックスの良い人や異性の扱い方が上手な方など、一部のモテるユーザーが有利になるシステムです。
一方、オンライン結婚相談所は男女それぞれが紹介された会員のことをしっかり知ろうとします。

また、ライバルが多いマッチングアプリで結果を残せるモテ男・モテ女が少ないため、会員数や男女比率の数字で見る以上に競争が激しくありません。
このように会員数やマッチングできる人数が少なくても結果を残しやすいことが、オンライン結婚相談所の優秀な点です。

出会いの質や会員の本気度で見れば従来からある高額な結婚相談所の方が優れており、費用が高い所ほど経済力を持った方や堅実な方が集まっています。
しかし、婚活に初期費用だけで10万円以上を費やすのはハードルが高く、適度な手軽さと会員の本気度を兼ね備えたバランスの良さがオンライン結婚相談所が選が選ばれる主な理由です。

コネクトシップの普及
コネクトシップのスクリーンショット

コネクトシップは結婚相談所や仲人連盟などが加入している会員を相互紹介できるプラットフォームで、多くのオンライン結婚相談所はコネクトシップに加盟して提携会員を用意しています。
なお、コネクトシップへ加入していても、各社で提携先が異なります。通常の結婚相談所もコネクトシップを使う所が増えていますが、系列の異なる大手同士の互換性は低いです。

オンライン結婚相談所は多くの会社とコネクトシップを結んでいることが多く、提携会員を含めた会員数はどこも3万人以上います。
利用するサービスを選ぶ際は提携会員の人数・提携先と料金システム、サポート体制、機能性を重視しましょう。

主要なオンライン結婚相談所

オンライン結婚相談所は密かに増え続けていますが、マッチングアプリに比べて各コンテンツの知名度は低めです。
主要なオンライン結婚相談所の特徴をまとめたので、マッチングアプリから一歩ステップアップしたい方は是非参考にしてください。

ヒトオシ

ヒトオシのスクリーンショット
運営母体(系列) 株式会社Parasol
サービス開始 2021年
会員数 不明
入会金 14,800円(税込)
月額費 14,800円(税込)
紹介人数 月2名のデート保証あり
サポート領域 担当プランナーへLINEで相談できる

オンライン結婚相談所の中ではかなりライトな印象で、20代でも気兼ねなく利用できる雰囲気となっています。
特に20代女性だとU29キャンペーンが適用されるので、月額14,800円 → 9,800円で利用することが可能です。

プロデュースしているのはマッチングアプリ界隈で有名な伊藤早紀さんで、サービス開始当初から話題を集めました。

気軽な印象を持つヒトオシですが、毎月必ず2名と出会える保証(会えなかったら全額返金)や担当プランナーとのLINE相談など、しっかりとサポートしてくれる本格派です。
一般的な恋活婚活マッチングアプリに疲れてしまった人や飽きてしまった人におすすめできそうです。

 ヒトオシの公式サイトへ

スマリッジ

スマリッジのスクリーンショット
運営母体(系列) SEH&I(JASDAQ上場企業グループ)
サービス開始 2019年
会員数 5.5万人以上(提携会員含む)
入会金 6,600円(税込)
月額費 9,900円(税込)
紹介人数 紹介月4名/お見合い申込月10名
サポート領域 電話・メールでの相談、フィードバックシート作成

業界最安水準の料金設定と独身証明書提出100%の管理体制で人気を集めています。
2020年にコネクトシップに加入してから急成長を遂げました。
紹介される人数が少ないため、オンラインを中心にマイペースペースで活動したい方にオススメです。

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naco-do(ナコード)

ナコードのスクリーンショット
運営母体(系列) 株式会社いろもの(主力事業はナコードのみ)
サービス開始 2019年
会員数 11.9万人以上(提携会員含む)
入会金 なし
月額費 1ヶ月9,800円(税込)/6ヶ月41,880円(税込)+マッチング手数料1,000円(毎月1名無料)
紹介人数 最大60名/月(検索・紹介各30名)
サポート領域 ZOOM面談、チャットサポート等

JBAコネクトシップ(3万人)、JBA(5.2万人、Rnet(3.7万人)と提携しています。
入会金なしで気軽に利用できますが、月に2人以上とマッチングすると1人につき1,000円の手数料がかかるので注意しましょう。
まずは数名程度、結婚相談所に登録しているユーザーと手軽に会ってみたい方にオススメです。

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パートナーエージェントApp

パートナーエージェントAppのスクリーンショット
運営母体(系列) タメニー株式会社(東証マザーズ上場企業)
サービス開始 2021年
会員数 3万人以上(提携会員含む)
入会金 なし
月額費 月9,800円~(税込)
紹介人数 なし(検索による出会い探しのみ)
サポート領域 使い方、婚活に関する相談全般

運営スタッフからの紹介はなく、マッチングアプリに近いサービス内容になっています。
アプリ版の用意があり、キャンペーンを利用すれば初月無料のお試し利用することが可能です。
コネクトシップを通じて、本気度の高い会員との出会いを気軽に得たい方から選ばれています。
AI相性診断と月額料金以外の課金要素がないことが特徴です。

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ゼクシィ縁結びエージェント

ゼクシィ縁結びエージェントのスクリーンショット
運営母体(系列) リクルートHD
サービス開始 2015年
会員数 3万人以上(提携会員含む)
入会金 33,000円(税込)
月額費 月9,900円~(税込)
紹介人数 検索によるファーストコンタクト月20名まで+プラン別の紹介サービス
サポート領域 プランによる、店舗による対面サービス有り

全国に拠点を持つ通常の結婚相談所に分類されますが、オンライン結婚相談所に近い特性を持っているので紹介させて頂きました。
入会金が少し高めですが、オンライン結婚相談所とはカテゴリーが違うことをご理解ください。

ゼクシィ縁結びの看板を持つオンライン結婚相談所ですが、通常のゼクシィ縁結びとは会員の互換性はありません。
大手の看板によって豊富な自社会員を用意しているのが特徴で、ゼクシィ縁結びエージェントだけで約1万2,500人の会員がいます。

 ゼクシィ縁結びエージェントの公式サイトへ

【サービス終了】ペアーズエンゲージ

ペアージエンゲージのスクリーンショット
運営母体(系列) ペアーズ系列
サービス開始 2019年
会員数 3万人以上(提携会員含む)
入会金 12,000円(税込)
月額費 12,000円(税込)
紹介人数 3日に1人(月10人前後)
サポート領域 利用方法や恋愛相談、プロフィール作成・コンタクトサポートなど

ペアーズ(Pairs)の看板を使ったオンライン結婚相談所です。
サービス内容に目立った特徴はなく、会員数と質、マッチングアプリよりもコストをかけた会員管理とサポートが強みです。

こちらのペアーズエンゲージですが、残念ながら2022年9月15日をもってサービスの提供を終了しました。
ペアーズの名前を看板に掲げていただけに予想外の展開ではありましたが、やはりユーザーの棲み分けという点で考えると、恋活マッチングアプリとして名高いペアーズをわざわざ選ぶ人は少なかったようです。

番外編:店舗型の結婚相談所について

ここまでオンライン結婚相談所について解説してきましたが、人によってはオンラインよりも従来の店舗型結婚相談所の方が向いている場合もあります。
  • 自分から積極的に行動できない
  • 誰を選べば良いのか分からない
  • 相手からメッセージが来ても何と返信したらよいのか分からない
  • スマホアプリの操作に不安がある
  • スタッフに直接会って相談したい
この様な人は店舗型結婚相談所の利用を検討してみましょう。

おすすめは『ツヴァイ』

ツヴァイの公式イメージ

業界大手のツヴァイは全国に51店舗あるので地方住まいの方でも気軽に相談できるのが最大の魅力です。
「なんとなく結婚したい」という中途半端な気持ちではなく、「現実的な将来として結婚したい」という真剣な気持ちで登録している会員ばかりなので、出会いやすいだけではなく成婚にも繋がりやすいです。

会員のメイン年齢層は30代を中心として20~40代が大半を占めていますが、電車内の広告でもよく見かけるほどの知名度高さなので幅広い年齢層の会員が揃っています

今すぐ本気で結婚を考えている人におすすめの店舗型結婚相談所です。

【業界最大級】結婚相談所・婚活するならツヴァイ ZWEI|会員数9.5万人

おわりに

オンライン婚活サイトを利用する女性のイメージ

今回はオンライン結婚相談所の特徴と、マッチングアプリとの違いについて調査した結果を紹介しました。
会員の本気度が高く、コネクトシップという会員互換システムの普及でマッチングすらしないリスクが少ないサービスだと言えます。
料金はマッチングアプリより高めですが、マッチングアプリで満足のいく出会いがないという方は利用してみる価値があるでしょう。

ただし、マッチングアプリを使わず最初からオンライン結婚相談所を利用するのは効率的ではありません。
個人的な見解ですが、オンライン結婚相談所に入会する人の多くはマッチングアプリの利用経験があるように思います。
そして、ライバルが多くて結果を残せない方や、同時に複数人とやり取りをするマッチングアプリが合わないと感じた方がオンライン結婚相談所へステップアップしています。
初期費用だけで10万円以上かかる高額な結婚相談所の会員と出会えるケースもあるので、結婚相談所に興味がある方はオンライン結婚相談所から始めることをオススメします。

Ryoicon この記事を書いた人:Ryo
記事ライター/制作部|男性| 30歳
マッチングアプリ利用歴8年